TICCA ハーブファブリックスキッパー半袖シャツ
TICCA(ティッカ)の23春夏のアイテムで使っている “Herb Fabric”
自然とゆるやかに調和することを目指した植物の花や葉、樹皮、果実などから抽出した美しい色調をもつ天然由来の染料と環境にやさしい染料を組み合わせて染めたシリーズです。
そんなハーブファブリックを使ったシリーズから、前回のワンピースに続き、本日はスキッパー半袖シャツをご紹介します。
えんじゅ、栗の皮、ログウッドの自然から生まれる色は、目を奪われる美しさと心を癒すエネルギーを感じさせてくれます。
TICCA シャツ ¥23,100
TELA スカート ¥28,600
TELA パンツ ¥29,700
着用 / 身長158.5cm
自然染料と世界基準の認証を得た環境に負担をかけない安全な染料を融合させたHerb Fabric染色した糸を使用したシャツブラウス。
カラーは3色展開です。
【槐(エンジュ)】で染色
エンジュは中国原産のマメ科の落葉喬木で、大樹になります。
若葉はゆでて食べられますし、お茶の代用にも使われたそうです。
若いつぼみを乾燥させたものは槐花米・槐米といわれ、中国では古くから重要な染料とされていました。
黄紙や官吏が着る絹の礼服などを染めるのに用いたそうです。
日本には古くから渡来していた様で、平安時代に” 恵爾須” の和名があてられた記述が残っています。
春の息吹を感じる色です。
【栗の皮】で染色
ブナ科クリ属。縄文時代から栽培され、食されてきたなじみ深い栗。
丹羽栗のみを使用し、本来捨てられてしまう鬼皮から色素を抽出。
栗にはタンニンが多く含まれていて、布が染まりやすく、自然由来の風合いが出るのが特徴。
栗染めは、やさしい「あずき色」に染まります。
鬼皮ならではの深みのある発色が特徴です。
【ログウッド】で染色
マメ科/アカミノキ属の落葉低木。
黒にほぼ近い色を染めることのできる数少ない植物。
ピアノの黒鍵や、ギターの赤い板、ナポレオンのフロックコートや、イギリスのネルソン提督が世界の海を制したときに着ていたマリンジャケット(ネルソンコート)もこの色素で染められていました。
濃紺と紫が混ざったような美しい色です。
シャツの凛々しさとブラウスの愛らしさを合わせたデザイン。
ワークウェアのディティールを残しながらも、ギャザーやタックのディテールが女性らしく見せてくれます。
襟元のギャザーがふんわりと優しい雰囲気に。
しかしvネックに開くのでシャープですっきりとした印象に。
ゆったりとしたシルエットでリラックスして着れる一枚。
スカートにもパンツにも合わせやすく、ボトムを選ばない万能な一品。
またボトムによってカジュアルにもきれいめにもご対応いただけます。
お袖は五部袖で、二の腕もしっかりカバー。
またお袖をきれいにまくれる作りなので、その日の気分でバランスを変えてスタイリングを楽しめます。
後ろはヒップが隠れて体型カバーにも。
そのまま出しても決してルーズな感じにならない絶妙な着丈となっています。
程よくウオッシュ感のある素材感で、しっかりとしたフォルムになめらかなのに肌にくっつかず、心地よく着ていただけます。
バックスタイルに施されたギャザーによって女性らしさがアップ。
着ることで、自然を感じながら心豊かにしてくれる一枚。
植物から生まれる天然の色合いには、心がほっこり和む優しい癒しのちからを感じますね。